Legacyメタゲーム考察
2005年2月3日 MTG(Legacy)海外ではLegacyのメタゲームもそこそこ固まってきた様子。
上位を占めているのは自分も使っているATSを含む、《適者生存/Survival of the Fittest》デッキのようです。
Welder&SurvivalやFull English Breakfast(《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》が《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》化したあと《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable》化するデッキ)も含めるとメタゲームの中心からは外せないカードといった感じでしょうか。
その中ではATS(Angry Tradewind Survival)が一歩抜けてる感。
《憤怒/Anger》+《貿易風ライダー/Tradewind Rider》、《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》+《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》+《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》で一瞬にしてロックを決めるデッキですが、Survivalデッキ特有のシルバーバレット戦術により非常に柔軟性のある作りになっています。
マッドネス、インカーネーションとの相性がよいので赤緑系クリーチャーデッキにもアドバンテージマシーンとして搭載されています。
《永遠の証人/Eternal Witness》と《起源/Genesis》の存在により、単なる除去だけでは対策として時間稼ぎにしかならないので、しっかりと墓地を攻撃できる手段を用意しましょう。
この手のデッキの弱点としては、非常にタイトなマナ基盤で作られていることが多いのでその辺りを攻撃するのも有効かもしれません。
ただ、アドバンテージとシナジーの塊みたいなデッキですので、中途半端な対策は通用しないことを肝に銘じておきましょう。
次点では白ウィニー、赤ゴブリンあたりのアグロデッキでしょうか。
白は《ハルマゲドン/Armageddon》と《剣を鍬に/Swords to Plowshares》の存在により他のウィニーから一歩抜けた使い易さ&安定感を持っています。
タッチ青で《翻弄する魔道士/Meddling Mage》を投入しているバージョンも多いようです。
赤はゴブリン・スライ・RDWのどれも存在しますが、速攻性でゴブリンが有利でしょうか。
赤はウィニーだけでなく《稲妻/Lightning Bolt》、《Chain Lightning》、《火炎破/Fireblast》、《Fork》などの強力火力(1枚だけ違いますが)が目白押しなので対策が甘い相手ならそれだけで焼き切ることすら可能です。
黒のスーサイド系も一勢力ですが、赤優勢の現状ではリスキーな選択かと思われます。
ただ、《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》や《Sinkhole》のようなデメリットなしの優秀カードも多いので、黒コン系はかなり強力なデッキとなるようです。
青ウィニーとしてFishが存在しますが、Vintageではアンチパワーカードのメタデッキとして活躍しても、Legacyではやや決定力不足感が否めません。
緑はストンピィ、エルフなどが存在しますが、《頭蓋骨絞め/Skullclamp》のないこの環境では息切れしやすいと思われます。
親和デッキもそれなりにいるようですが、アンチカードの多いこの環境ではつらそうです。
オデッセイブロックの強力デッキである《サイカトグ/Psychatog》、UGマッドネスはこの次くらいの勢力のようです。
《サイカトグ/Psychatog》はGrowAtogよりも、コントロール寄りで《Berserk》を使ったHulk Smashの方が有力そうです。
マッドネスはマナベース以外の基本構成はオデッセイ当時とあまり変化なさそうで、《Force of Will》の投入くらいが目立った変化でしょうか。
コントロール系はThe Rock、Landstill、《等時の王笏/Isochron Scepter》ロックあたりが有力です。
特にクリーチャー除去を多数投入でき、manLandでウィニーを止められるLandstillはクリーチャーデッキ優勢の現環境でかなりの支配力を持てると思われます。
The Lockもその点悪くはないのですが、対赤系デッキを想定したときにやや不利と思われます。
コンボデッキは《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》、Extendedでも猛威を振るう Lifeや《魔の魅惑/Aluren》、《High Tide》からスペルを連打し《思考停止/Brain Freeze》のストームを稼ぐSolidarity、TrixやEnchantressなどがあります。
《Force of Will》がおり、黒Tutor系が禁止されているLegacyではExtendedほどコンボが横行しているわけではないようです。
まとめようと思ったら、驚くほど多用なデッキがあってまとめきれませんでしたね。
全体としてはSurvival系>ウィニー系>コントロール系>コンボ系って感じの勢力数と思われます。
ぱっと見て感じたこととしては、墓地対策の必要性、アーティファクト破壊の必要性、使うにしろ使われるにしろ《Force of Will》前提の環境と言ったところでしょうか。
墓地対策はもちろん対《適者生存/Survival of the Fittest》デッキ、アーティファクト破壊は《等時の王笏/Isochron Scepter》、《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》、《呪われた巻物/Cursed Scroll》などの強力神器への対策となります。
以上、稚文でしたがMtG Today Cupのメタゲームの参考にどうぞ。
上位を占めているのは自分も使っているATSを含む、《適者生存/Survival of the Fittest》デッキのようです。
Welder&SurvivalやFull English Breakfast(《ヴォルラスの多相の戦士/Volrath’s Shapeshifter》が《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》化したあと《触れられざる者フェイジ/Phage the Untouchable》化するデッキ)も含めるとメタゲームの中心からは外せないカードといった感じでしょうか。
その中ではATS(Angry Tradewind Survival)が一歩抜けてる感。
《憤怒/Anger》+《貿易風ライダー/Tradewind Rider》、《ラノワールの使者ロフェロス/Rofellos, Llanowar Emissary》+《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》+《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》で一瞬にしてロックを決めるデッキですが、Survivalデッキ特有のシルバーバレット戦術により非常に柔軟性のある作りになっています。
マッドネス、インカーネーションとの相性がよいので赤緑系クリーチャーデッキにもアドバンテージマシーンとして搭載されています。
《永遠の証人/Eternal Witness》と《起源/Genesis》の存在により、単なる除去だけでは対策として時間稼ぎにしかならないので、しっかりと墓地を攻撃できる手段を用意しましょう。
この手のデッキの弱点としては、非常にタイトなマナ基盤で作られていることが多いのでその辺りを攻撃するのも有効かもしれません。
ただ、アドバンテージとシナジーの塊みたいなデッキですので、中途半端な対策は通用しないことを肝に銘じておきましょう。
次点では白ウィニー、赤ゴブリンあたりのアグロデッキでしょうか。
白は《ハルマゲドン/Armageddon》と《剣を鍬に/Swords to Plowshares》の存在により他のウィニーから一歩抜けた使い易さ&安定感を持っています。
タッチ青で《翻弄する魔道士/Meddling Mage》を投入しているバージョンも多いようです。
赤はゴブリン・スライ・RDWのどれも存在しますが、速攻性でゴブリンが有利でしょうか。
赤はウィニーだけでなく《稲妻/Lightning Bolt》、《Chain Lightning》、《火炎破/Fireblast》、《Fork》などの強力火力(1枚だけ違いますが)が目白押しなので対策が甘い相手ならそれだけで焼き切ることすら可能です。
黒のスーサイド系も一勢力ですが、赤優勢の現状ではリスキーな選択かと思われます。
ただ、《惑乱の死霊/Hypnotic Specter》や《Sinkhole》のようなデメリットなしの優秀カードも多いので、黒コン系はかなり強力なデッキとなるようです。
青ウィニーとしてFishが存在しますが、Vintageではアンチパワーカードのメタデッキとして活躍しても、Legacyではやや決定力不足感が否めません。
緑はストンピィ、エルフなどが存在しますが、《頭蓋骨絞め/Skullclamp》のないこの環境では息切れしやすいと思われます。
親和デッキもそれなりにいるようですが、アンチカードの多いこの環境ではつらそうです。
オデッセイブロックの強力デッキである《サイカトグ/Psychatog》、UGマッドネスはこの次くらいの勢力のようです。
《サイカトグ/Psychatog》はGrowAtogよりも、コントロール寄りで《Berserk》を使ったHulk Smashの方が有力そうです。
マッドネスはマナベース以外の基本構成はオデッセイ当時とあまり変化なさそうで、《Force of Will》の投入くらいが目立った変化でしょうか。
コントロール系はThe Rock、Landstill、《等時の王笏/Isochron Scepter》ロックあたりが有力です。
特にクリーチャー除去を多数投入でき、manLandでウィニーを止められるLandstillはクリーチャーデッキ優勢の現環境でかなりの支配力を持てると思われます。
The Lockもその点悪くはないのですが、対赤系デッキを想定したときにやや不利と思われます。
コンボデッキは《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》、Extendedでも猛威を振るう Lifeや《魔の魅惑/Aluren》、《High Tide》からスペルを連打し《思考停止/Brain Freeze》のストームを稼ぐSolidarity、TrixやEnchantressなどがあります。
《Force of Will》がおり、黒Tutor系が禁止されているLegacyではExtendedほどコンボが横行しているわけではないようです。
まとめようと思ったら、驚くほど多用なデッキがあってまとめきれませんでしたね。
全体としてはSurvival系>ウィニー系>コントロール系>コンボ系って感じの勢力数と思われます。
ぱっと見て感じたこととしては、墓地対策の必要性、アーティファクト破壊の必要性、使うにしろ使われるにしろ《Force of Will》前提の環境と言ったところでしょうか。
墓地対策はもちろん対《適者生存/Survival of the Fittest》デッキ、アーティファクト破壊は《等時の王笏/Isochron Scepter》、《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》、《呪われた巻物/Cursed Scroll》などの強力神器への対策となります。
以上、稚文でしたがMtG Today Cupのメタゲームの参考にどうぞ。
コメント